【ファッションとサステイナビリティー】ギルダン・アクティブウェア 3項目を柱にCSR推進

2019/12/08 00:00 更新


 プリンタブルウェア世界最大手のギルダン・アクティブウェア(カナダ)は、①従業員保護②環境保護③強力なコミュニティーの創造――という3項目を柱に据えた「ジェニュイン・レスポンシビリティー」を推進する。

 同社は、中南米やバングラデシュなどに生産拠点を持ち、従業員数は5万人を超える。所有する23施設に24時間利用できる診療所を設け、年間25万件を超える医療相談に対応している。

 ホンジュラスとドミニカ共和国に設けたバイオマスシステムは、ボイラー内で農業廃棄物と生産廃棄物を燃焼させることで蒸気と熱エネルギーを生み出す。このシステムの利用により、製造に必要な総エネルギーの40%を再生可能資源でまかなうことを可能にした。

 また、青年リーダープログラムへの投資や中南米の学校への支援を行うほか、従業員主導でのボランティア活動を推奨する。地域インフラの開発と地域産業の発展を促すために、100万ドル規模の募金活動も実施している。

 これらの取り組みが評価され、ESG(環境・社会・企業統治)投資の株価指標として有名な「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティー・ワールド・インデックス」に7年連続で選定された。

ロゴマーク(※下)も作り従業員保護に力を入れる
ギルダン・アクティブウェアのCSR(※)ロゴマーク

(繊研新聞本紙19年12月4日付)

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