繊研新聞社が四半期ごとに行っている「ファッションビジネス景況・消費見通しアンケート」で、24年7~9月のファッション消費は24年4~6月と比べて「悪くなった」とした企業が14.6%と2.3ポイント増えた。「回復した」は20.4%で1.5ポイント減、「変わらない」も61.2%と2ポイント減少した。盛夏物が好調だった一方で、秋冬物の需要は伸び悩んだとの回答が目立った。
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長く暑い夏で
「悪くなった」との回答は、残暑で秋物の動きが鈍かったことや、地震や台風などの自然災害の影響を主な要因として挙げている。「回復した」とする企業は、長引く猛暑で盛夏物の動きが良かったとの声が最も多かった。このほか、インバウンド消費が引き続き好調なことや、「6、7月に支給されたボーナス増加の影響が個人消費を押し上げた」と見る企業もあった。セール時期の後ろ倒しが気候と合致していたとの回答もあった。
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