《FB用語解説》仮撚り加工糸 合繊で毛織物の風合い

2017/11/15 04:00 更新


 合成繊維の熱可塑(かそ)性を利用し、フィラメントにかさ高性、伸縮性を持たせるように加工した糸のこと。仮撚りは、フィラメント糸1メートル当たり約3000~4000回の撚りをかけ、熱セットした後に撚りを戻すと、細かい縮れが生まれ、ふっくらとしたかさ高の糸になると同時に適度な伸縮性も備わる。

 仮撚り加工糸の普及で、合成繊維で毛織物のような天然の風合いに似せた生地を作ることができるようになった。ポリウレタン糸と同レベルの伸縮性はないが、その分生地の重量を軽く仕上げることができる。



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