ファッションビル・駅ビルの11月商戦は3カ月ぶりに対象全施設の全館売上高が前年超えとなった。気温が例年よりも高く、10月は苦戦した冬物衣料が、11月中旬以降の気温の低下によって好調に売れた。インバウンド(訪日外国人)需要も引き続き、好調だった。12月も全体に順調で、各施設とも販促を強化しているクリスマス商戦に期待する。
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〈首都圏〉2カ月ぶりに前年同期との比較が可能な実質的な全館売上高が前年超え。衣料品は気温が高かった月前半は「ニット、スカート、ワンピースなどが各ショップ共通の売れ筋」(ルミネ新宿など)で、後半からアウターが本格的に売れ出した。アウターは暖冬の影響で「薄手のコートやミディアム丈のピーコートなど軽い羽織り物が売れ筋の中心」(アトレ恵比寿)、「高単価ダウンは堅調も、ロング丈のウールコートの動きが鈍い」(玉川高島屋SC)という施設も多い。
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