《ファッションビル・駅ビル商況10月》高気温で衣料品売り上げ低迷

　ファッションビル・駅ビルの10月商戦は引き続き、大半の施設で全館売上高が前年超えとなり、全体として順調だった。ただし、9月に続き、気温が高かった影響で秋冬物が全体として苦戦し、衣料品売り上げが前年割れとなった施設が増えた。前年同月のインバウンド（訪日外国人）の入国規制の大幅緩和と国による全国旅行支援による来館者増の反動が出た施設もあった。11月は徐々に気温が低下し、冬物も売れ始めた。

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　〈首都圏〉前年同期との比較が可能な実質的な全館売上高は9月までの10カ月連続で対象全施設が前年超えだったが、10月は4施設が前年割れ。衣料品は前年割れの施設が増えた。