《ファッションリユースの現在地①》〝3割の壁〟に挑む 買い取り競争が激化

2024/06/03 08:00 更新会員限定


「現地客は日本人が売ったものを欲しがる」と話すトレジャー・ファクトリーのタイ現地法人の吉田俊介代表。買い方の違いへの柔軟な対応が欠かせない

 リユース市場が右肩上がりで成長を続けている。09年から市場規模を推計しているリユース経済新聞によると、30年には4兆円に達するという。主力のファッション関連商品の売り買いも盛んで、上場大手の前期業績は多くが過去最高。一方で、国内の買い取り競争は激しさを増し、輸入古着を扱う企業は円安と海外の古着ブームのあおりで仕入れに苦戦。〝リユース人口〟も3割で足踏みしており、市場の成長鈍化に備え、大手は海外市場の開拓にも本腰を入れ始めた。一次流通も参戦をうかがうファッションリユース市場の現在地を探る。

(永松浩介)


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