24年春夏デザイナーコレクションは、これまで以上にバッグやシューズの実用性が高まった。「着やすさ」「使いやすさ」を探求しながら、色柄や素材、装飾でスペシャルなものに仕上げている。「デイリーなアイテムだけどドレッシーな装飾」など二面性を感じさせるデザインが増えている。
(青木規子)
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ボッテガ・ヴェネタ
倉庫のような広い会場のフロアには魚や海藻の絵がカラフルに描かれた。目を引いたのは巨大なバッグ。イントレチャートのバスケットバッグやダッフルバッグが揃った。スカーフをひっかけたような「フーラードバッグ」は、自然を旅するイメージに合わせて、世界中の新聞をプリントしたレザーで作った。ラフィアやロープを編み込んだイントレチャートのバッグはプリミティブなイメージ。シューズはミュールが中心となる。
グッチ
サバト・デ・サルノによるファーストシーズン。さまざまなシグネチャーモチーフを刷新した。港で使う鎖のような丸みのある「マリナチェーン」は、巨大化してネックレスやピアスになった。アクセントとなるファッションジュエリーのバリエーションが充実する。GGパターンは久々にネイビーが登場、「ジャッキー1961」はグリーンのパイソンなどが揃う。マイクロミニのパンツスタイルを一層、足長に見せるのは厚底シューズ。定番のローファーなどが進化した。
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