優勝した神奈川の学校法人石川学園横浜デザイン学院高等課程の「呼吸」
第22回全国高等学校ファッションデザイン選手権大会「ファッション甲子園2023」（ファッション甲子園実行委員会主催）が、青森の弘前市民会館大ホールで開催され、神奈川の学校法人石川学園横浜デザイン学院高等課程が優勝した。同校は初の大会2連覇となった。
優勝作品は、ハニカム構造の白いドレス。彫刻のような滑らかなフォルムが特徴だ。シンプルながら、美しいフォルムと軽やかな透明感が評価された。テーマは「呼吸」。軽やかなチュールとレースで、呼吸の浅さや深さ、荒さを多面的に表現した。
準優勝は東京のバンタンデザイン研究所高等部東京校。「一つの命」をテーマに、大小さまざまな動物を一つの服に乗せて迫力のある服に仕上げた。生き物のつながりを形にした。3位は、山口の宇部フロンティア大学付属香川高等学校。葛飾北斎の「富嶽三十六景神奈川沖浪裏」の波の勢いを形にした。
特別賞「海外ファッションブランド協会賞」は、青森県立弘前実業高等学校が受賞。審査員特別賞は愛媛県立松山南高等学校砥部分校、愛媛県立松山工業高等学校、東京農業大学第三高等学校。ゲスト審査員特別賞は、兵庫県立西脇高等学校が受賞した。
