大阪商工会議所と大阪産業局は、25年大阪・関西万博に設ける「大阪パビリオン」の展示・出展ゾーンの募集要項を決めた。大阪府内の中小企業、スタートアップ企業の高い技術を発信することを目的とし、今年5月上旬に募集を始める。事業を進めるのは、「中小・スタートアップ出展企画推進委員会」(立野純三委員長)。
募集対象は、大阪府内に活動拠点があり、中小企業、スタートアップ企業の支援が実施可能な金融機関や公的な企業・団体とする。大阪パビリオンのテーマである「REBORN」に沿い、地元資源を未来につなげ、SDGs(持続可能な開発目標)や大阪の魅力発信などの事業企画を募集する。8月下旬に募集を締め切り、10月下旬に認定事業を決定する。
認定事業は複数を想定しており、事業主体が参加企業を広く募集する。参加企業は事業主体の支援を受けながら成果を生み出し、万博参加を目指すことになる。万博の期間中だけでなく、準備期間や開催後も視野に入れた取り組みとし、大阪の産業の成長、イノベーションにつなげたいとしている。