ドルチェ＆ガッバーナ
23～24年秋冬欧州メンズコレクションは、男性の体を意識したスタイルやミニマルなスタイルが広がった。テーラーリングを巡る新しい表現もトレンドとなりそうだ。インフルエンサービジネスとしてのファッションショーの位置づけは依然として強く、ショーの始まる前のフォトコールに時間を割くブランドも多い。新しい価値を提供する場としてのショーの在り方が今後、どうなっていくのかにも注目したい。
（小笠原拓郎編集委員）
〈スタイル〉
秋冬のビッグトレンドとなったのは男性の体を意識したスタイルだ。ミドリフトップやデコルテをあらわにしたコーディネートが広がった。すでにウィメンズのトレンドとしてボディープライズ（体への称賛）が定着しているが、この流れがメンズにも波及した。男性のグラマラスなイメージを強調している。
この流れとも関連して、ミニマルにアイテムを絞り込んだスタイルやテーラーリングの解体再構築といったスタイルも登場している。機能的なアイテムを取り入れたユーティリティースタイルも依然として強い。
〈アイテム〉
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料！
