【4年ぶり本格開催!リアルの入社式】ベイクルーズグループ

2023/05/16 00:00 更新


フォトブースで撮影したスナップは社内用SNSで公開し、人気投票も行った

 新型コロナの影響も薄れ、久しぶりにリアルでの入社式が華やかに行われた。各社それぞれの特徴が見られた式典ではドレスコードがなく、自分なりの最大限のおしゃれで表現した新入社員が夢と希望を持ってスタートを切った。

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重ねた苦労は生涯の財産に

 ベイクルーズグループは4月3日、渋谷キャストにある本社で行った。個性豊かなファッションに身を包み、会場の中央をランウェーを歩くように入場する新入社員たち。設置されたフォトブースではおのおのが様々なポーズでカメラに目線を向け、新たな門出の喜びを体中で表現して見せる。撮影したスナップは社内用SNSで公開し、人気投票も行った。

 「自信を持ち、夢を持って仕事をしてほしい」と杉村茂代表取締役CEO(最高経営責任者)は新入社員に語りかけた。22年8月期を増収増益で終えた同社。グローバルに意識を向け、企業がさらに成長するためには「本質的な価値を創造できる」人の成長が欠かせない。「育成という投資をする」とし「重ねた苦労は生涯の財産になる」と話した。「自分で考え、工夫して成果を上げる」仕事の心得としてトライ&エラーの教えも説いた。「失敗したら真摯(しんし)に受け止めて分析して次の改善につなげればいい。それができる人は失敗を成功の元にできる」

 懇親会も開いた。イエローとオレンジ、白を基調に装飾した懇親会の会場で、グループの飲食チームが用意した食事に舌鼓を打ちながら社員同士で交流を深めた。「しゃぶしゃぶ山笑ふ」と「シティーショップ」が考案した弁当のほか、スフレパンケーキ「フリッパーズ」やブーランジェリー「ブール・アンジュ」などのデザートビュッフェが振る舞われた。

 23年度の新入社員は60人。例年の半分、多かった年の3分の1ほどの人数ではあるが「少人数精鋭だとも考えている。強い連携を築いてもらえれば」(杉村代表取締役CEO)という。総合職の採用で、配属は現在74ブランドのうち50あるアパレルブランドに本人の希望と適性を判断して決める。24年度は約200人の採用を見込む。

(繊研新聞本紙23年5月16日付)

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