カジュアルウェアメーカー・小売りの水甚(岐阜市)は12月20日、東京・吉祥寺に米アウトドアライフスタイルブランド「エディー・バウアー」の路面店をオープンした。23年の同ブランドの日本再進出以降、初めて都内へ出店した。
エディー・バウアーは、21年に日本から撤退したが、22年に伊藤忠商事が日本でのマスターライセンス権を取得。23年10月から水甚とサブライセンス契約を結び、再進出を果たした。SCを中心に出店しているほか、ECでも販売している。売り上げは好調で、予算通りに推移しているという。
撤退前も路面店があった吉祥寺への再出店には、以前からのブランドのファンを再度取り込む狙いがある。売り場面積約200平方メートル。主力のダウンジャケットなどを始め、メンズ・レディスの服や雑貨を幅広く扱っている。
内装は本国の店舗の雰囲気を再現し、ブランドの世界を表現した。同じフロアには、水甚が商標権を持つ米国ブランド「ファーストダウン」の店舗もある。
「撤退前は全国約30店あったのが、今はまだ10店以下。再進出したことを認知してもらうためにも、実店舗をもっと増やしたい」(中村好成社長)。25年は、SCとファッションビルを中心に5店の出店を目指す。