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悲観的な見方が再燃
23年に入ると、世界経済への悲観的な見方が薄らいだ。中国では、22年秋の共産党大会で三選が決まった習近平共産党総書記は12月、これまで経済活動を抑えてきたゼロコロナ政策を撤廃した。また、欧州では暖冬だったことに加えて省エネとLNG(液化天然ガス)の調達が進み、域内の天然ガス供給が安定してガス価格が低下し、経済後退を免れることとなった。
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