「メルマガを見る人なんているのでしょうか?」。アパレルEC案件の現場では、お客様からは「いまだに」とよく聞かれます。恐らくご自身の経験から「そんな人はほぼいない」と判断されていると思うのですが、逆に我々データを見る側の人間からすると「メルマガを配信して効果が無かったことなどない」のです。では、この両者の考え方の乖離(かいり)はどこから生まれているのでしょうか?
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3%の捉え方
例えば、筆者のとあるお客様のメルマガの購買率は平均3%程度という場合があります。これは、発生したセッションに対して購買につながる確率が3%という意味であり、残りの97%のセッションでは購買は発生しなかったということですね。これを「ほとんどの人が見ていない。購買につながらない」と取るのか、「流入は取れているし、購買率3%は高いスコアだ」と取るかの違いのように感じます。
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