「エブール」20年秋冬 表情豊かにコート充実

2020/07/09 10:58 更新


 レディスブランド「エブール」(サザビーリーグ)は、20年秋冬もコートが充実する。この秋でブランドデビューから5年。コートは当初からブランドの顔といえるアイテムで、売り上げに占める割合も高い。市場ではコート不振も聞かれるが、エブールのコート人気は今年も続きそうだ。

【関連記事】「エブール」20年春夏 フォルムでアップデート

 コートはヘビーメルトン、アルパカシャギー、スーリーアルパカにプリントしたものなど、それぞれ表情の異なる素材のバリエーションが豊富だ。形も様々揃うが、どれもシンプルかつ存在感を放つフォルムがこのブランドならではの魅力。大人だからこそ似合う、得意のロング丈が多い。大きなテーラードカラー、ダブルフェイスのノーカラー、袖に切り替えを入れてボリュームを出し、さりげないアクセントにしたデザインなど。厚みのあるシルクシャンタンのテーラードコートとムートンのジレのセット、サステイナブル(持続可能性)も意識した無染色カシミヤのタイプも目を引く。中心価格は8万円台後半から12万円。

大人だからこそのロング丈が中心

 そのほかのアイテムは、色やシルエットの組み合わせを楽しめそうな上質ニットトップとロングでボリュームもあるスカート、肩を起点に裾まですっと広がるシルエットのシンプルなドレス、マニッシュな雰囲気のあるブラウスなど、充実したラインナップだ。

 昨年まで7~10月店頭投入で進めていた秋冬商品を、今年は8月お盆明けから11月までと後ろ倒しする。一つひとつ丁寧に作った価値ある商品へのニーズは変わらず高いと言い、これからもその部分を大切にしていく。

上質なニットトップとボリュームあるスカートの組み合わせ


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事