フレグランスとキャンドルの仏「ディプティック」が新コンセプトストアの「メゾン・ディプティック」をパリ、ロンドンを皮切りに国内外に展開する。
60年代初頭にサンジェルマン大通りに創設されたブティックのDNAを引き継ぎながら、デジタル時代とは逆の親密な雰囲気の中で、展覧会、アトリエ、イベントなどを定期的に開き、メゾンのヘリテージとサヴォワールフェール(匠の技)を伝える。
パリ1区のラグジュアリーショッピングゾーンにあるデュホ通り7番地に、売り場面積400平方メートル超の1号店を開いた。アールヌーボーの美しいアパルトマンを改装したブティックには、フレグランスのライブラリー、バスルームに開設したボディーケア売り場、イニシャル刻印や香りのセミオーダーなどのカスタマイズや製品の詰め替えなどの環境配慮型のサービスが揃う。また元「コレット」のサラ・アンデルマンが文化プログラムをキュレーションする。
(パリ=松井孝予通信員)