進まない店舗のデジタル化 人流把握システム導入、足踏み

2021/09/22 06:29 更新有料会員限定


 小売業でOMO(オンラインとオフラインの融合)の必要性が叫ばれているが、店舗のデジタル化は足踏みしている。コロナショックで投資余力はしぼみ、デジタル人材不足もあってサービス導入に二の足を踏むところが多いからだ。成長するECへの投資が続く半面、店舗はアナログ運営のまま。人流データの取得で店舗の運営改善につなげるサービスを提供する会社にとってOMOは追い風のはずだが、小売業の導入の遅れに苦慮している。

(永松浩介)

 店舗のデジタル化は様々あるが、比較的新しいのが天井に配したカメラ(センサー)で人流データを分析し、ディスプレーや導線、要員の適正化を図る仕組み。実店舗では購入客のデータだけしか分からなかったが、「非購入客」のデータも手にすることができ、品揃えや導線設計などの改善が見込まれる。カゴ落ちやサイト離脱の原因を探れるEC運営のようなことが店でも出来るわけだ。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定デジタルニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事