【関連記事】《好調企業のデジタル戦術・福田涼介スタックCEOが聞く①》スタージョイナス社長兼ジャック社長 松下一英氏 CRMは「売る」より「好き」を醸成
言語化とコーチング
――松下さんが担当した時の「ハフ」の国内売上高は約10億円。その後、順調に拡大して前期も39億円。「カッコ良いから売れる」という考えを改めたのが好調の背景と思う。
「カッコ良かったら売れるでしょ」って何十年前かに海外で聞いて自分も感銘を受け、自分も昔はそんな風にやっていた。確かにファッションのエッジーな部分やクリエイティブにも力を入れてきたが、今思えば、それは「解釈」に過ぎなかった。
――カッコいいを解釈ではなく事実(数値化)ベースの運営にした。数値化=売り上げで、伸びているのは、カッコよくて顧客に知られ、ブランドを好きでいてくれているということ。
カッコいいは人によって分かれるが、データは誰が見ても同じデータ。ここを区別できたのは大きい。
――トップである松下さんは事実ベースで事業を進めたいと思っても、それまではカッコいいを解釈だけでやってきた現場は戸惑わなかったのか。
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