婦人靴のダイアナ ニットシューズ「クムウダイアナ」が軌道に

2024/06/13 11:30 更新


 婦人靴のダイアナは、今春立ち上げたニットシューズ「クムウダイアナ」の販売を軌道に乗せた。ニットのデザインから資材、靴の構造まで一から開発に取り組んだことで、店頭でもECでも付加価値が伝わり、一部の商品は品薄となっている。

【関連記事】婦人靴のダイアナ 大人向けゴルフシューズを来月発売、卸も予定

 ニットシューズはこの数年、様々なブランドが扱い始めている。柔軟性のある履き心地が認知され、丸洗いできる機能を持ったカジュアルタイプが売れている。ダイアナでは「丸洗いできることよりも、しなやかな履き心地と、上品さを備えたシルエットやディテールに焦点を絞って」開発を進めた。ニット糸の伸縮性を計算した木型の設計で、かかとを優しく包む芯材を採用し、クッション性を持たせた設計のソールを使う。4センチヒールの構造も実現した。店頭では、鮮やかな配色、エレガントさを感じさせる形が目を引き、「履いた瞬間に心地良さを感じるので、即決する方が多い」という。税込み1万6500~1万7600円。

今春の人気商品の一部。4センチヒールのパンプスも揃っていること、鮮やかな配色が好評という

 サステイナブルな物作りにもこだわった。廃材ペットボトルの再生ポリエステル糸を編んだアッパーに、再生素材を使ったソールを縫い付ける構造で、製造工程の無駄をできるだけ省いた。取り外しができ洗える中敷きも再生素材を使った。

 24年秋冬は、ニット組織のデザイン性を高め、スクエアトウの立体をきれいに表現したバレエシューズも新たに作った。ビジュー装飾の付いたツイード風のカッターシューズ、リボン刺繍の入ったチェックのスリッポンなど、一段と多彩なラインナップとなる。

24年秋冬向けは、多色のニット組織とともに立体のきれいなバレエシューズも加わる


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事