ベイクルーズグループの「ドゥーズィエムクラス」は23~24年秋冬、テイストや色、素材をミックスしたスタイリングを提案する。おしゃれを自分らしく楽しむ気持ちを「ファッションラバーズ」というテーマに込めた。軸は90年代を背景にしたアイビールックやロック、ストリートと、フェミニニティーだ。
ロックを表現するレザーのジャケットやスカート、レパード柄のスカート、古着のようなロゴTシャツなどをトラッドスタイルの中に取り入れるのが、今季おすすめの90年代スタイル。10月後半以降はラガーシャツやダメージ加工のフーディーなどでストリートの要素も加える。
今春夏に引き続き、デニムアイテムも提案する。イチ押しはオリジナルレーベル「エブリデイアイライク」のタックを入れたバギージーンズ(3万1900円)だ。ずるっとルーズにはいてクロップト丈のトップを合わせ、90年代のムードに仕上げる。サテンやシアー素材でフェミニニティーを表現し、レザーで女性らしい強さを出す。アウターは種類を豊富にした。素材はウール、キルティングなどの非ウール、ファー、レザーなど、丈はショートからロングまで揃う。おすすめは体を包み込むような、ゆったりと丸みを帯びたシルエットのテーラーカラーのコート(12万1000円)と、ミニスカート(3万3000円)のセットアップ。レザージャケットは例年より増やし、オリジナルと買い付けで充実する。
雑貨はボリュームソールやムートンなどで量感を出した靴が良さそう。色は黒のほか、バターのようなイエローと赤、それらを中和するグレーがキーになる。素材は服と雑貨ともに、シャギーやボアなど毛足素材や型押しレザーといった表情のあるものに注目する。