「はやっている」だけでは物が売れない時代。だが、どの時代にもみんなが「良い」と感じる気分がある。小笠原拓郎編集委員は、ファッショントレンドを「デザイナーたちが思い描く、そのシーズンらしさの中から共通する流れとして生まれてくるもの」と表現する。8月8日付の本紙ではそんなトレンドの変遷を、90年の「グランジ・ファッション」から直近の「クラフトマンシップ」までを、たくさんのアーカイブの写真を使いながら時系列でまとめた。小笠原が本企画で語った中から、紙面に収録できなかった時代の裏話と、大きなトレンドが生まれにくくなっている今のファッションウィーク事情を公開する。
(聞き手=本社編集部・松本寧音)
【関連記事】あの時代、あの流行を率いたのは? トレンドセッターを90年代から振り返る
90年「グランジ・ファッション」と「ミニマリズム」
音楽や映画も連動してブームに
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!