あの時代を率いたデザイナーたちの裏話と、今のファッションウィーク事情

2024/09/09 06:28 更新有料会員限定


「セリーヌ」13年春夏コレクション(写真=大原広和)

 「はやっている」だけでは物が売れない時代。だが、どの時代にもみんなが「良い」と感じる気分がある。小笠原拓郎編集委員は、ファッショントレンドを「デザイナーたちが思い描く、そのシーズンらしさの中から共通する流れとして生まれてくるもの」と表現する。8月8日付の本紙ではそんなトレンドの変遷を、90年の「グランジ・ファッション」から直近の「クラフトマンシップ」までを、たくさんのアーカイブの写真を使いながら時系列でまとめた。小笠原が本企画で語った中から、紙面に収録できなかった時代の裏話と、大きなトレンドが生まれにくくなっている今のファッションウィーク事情を公開する。

(聞き手=本社編集部・松本寧音)

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