8月の全国百貨店売上高、5カ月連続プラス

2015/09/18 17:43 更新


 日本百貨店協会が発表した全国百貨店(82社、238店)の8月売上高は前年同月比2・7%増の4362億円と5カ月連続で伸ばした。上旬は各地で猛暑日が続き、中旬以降は気温が低下、季節変化がはっきりしたことで前半は盛夏物、後半は初秋物が全体をリードした。

 商品別では衣料品がほぼ前年並みを確保した。紳士服(0・7%増)と子供服(3・1%増)は健闘したが婦人服(0・7%減)は苦戦した。身のまわり品(5・5%増)、雑貨(15・6%増)は5カ月連続のプラス。特に化粧品(21・2%増)、美術・宝飾・貴金属(22・8%増)が好調だ。

 インバウンドは購買客数が293%増、免税売上高は259・6%増の172億円となり、統計開始以来単月で過去3番目の実績を記録した。

 東京地区の売上高は6・1%増の1119億円で5カ月連続のプラス。衣料品は婦人服(0・1%増)、紳士服(3・8%増)、子供服(13・2%増)、その他衣料品(4・9%増)と堅調だった。月前半はドレスやブラウス、後半はニットやレザーウェアが動いた。9月は15日までで2%増で推移している。



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