デイトナ・インターナショナル(東京)は20年春から、30~40代レディス向け新ブランド「アーセンス」を販売する。働きながら子育てする30~40代に、上質で着心地の良いシンプル、エレガント、イージーケアなオン・オフ着を提案。ECと期間限定店からスタートし、都心駅ビルでの常設店開設を目指す。
(疋田優)
【関連記事】フリークスストア 期間限定店「デイトリッパー」6弾
仕事をしなやかにこなしながら子育てする女性へ「自信が得られ、着心地の良い1着」がコンセプト。上質、シンプル、リラックス、コンフォートをキーワードに、イージーケア性のある素材を使い、オンシーンはエレガントさを、オフはアウトドア、マニッシュな要素を入れる。パターンを重視し、美しさとリラックス感を両立させる。素材はポリエステル混、ウォッシャブルシルク、キュプラ使いで、洗濯可能・ストレッチ・速乾のニーズに応える。
ディレクターはフリークスストアバイヤーだった梅本愛子さん。自身のキャリアステップアップ、同時に育児・送迎をしてきた経験を基に、「知的でカッコいいキャリア像に見合ったデザインで、イージーケア性があって服の悩みを解決」を新事業コンセプトとして提案し、実現した。
販売は来年3月、ECサイト「スタイルヴォイスドットコム」と、商業施設内に期間限定店を同時開設してスタートする計画。クリエイターやアーティストとの協業企画を月1回の頻度で打ち出し、話題性を出す。カットソー8800~1万1000円、ジャケット2万円台前半。
同社はアメカジ軸のカジュアルを展開してきたが、エレガント・フェミニン分野でレディスブランドを立ち上げるのは新しい試み。30~40代女性向けのきれいめ上質服は大手セレクトショップブランドが多く、激戦市場だが、エレガントにマニッシュなテイストを加えながら、1万円台後半から3万円の買いやすい価格帯のものは少なく、共感する女性は多いと見る。