デイトナ・インターナショナルは、〝リアルアメリカ〟を伝える期間限定店「デイトリッパー」を、フリークスストア渋谷店併設のオープンステュディオで開催している。この企画は6回目。7月に米東海岸を鹿島研社長が旅行し、自身で撮影した写真、道中で購入したスーベニアなどを展示、販売している。販売初日の夜には、鹿島社長とニューヨーク在住経験がある写真家の谷口京さんとのトークイベントも開いた。
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この旅のコンセプトは、セレクトショップとして自社のコンセプト、品揃え、個性への原点回帰を目的にしている。今回のテーマは「革新」。米国ライフスタイル提案をコンセプトにするフリークスストアが売り上げを伸ばし、会社組織も拡大するなかで、米国の革新・進化を体感して写真に収めた。ワシントン、ニューヨーク、ニューケイナン、フィラデルフィア、ピッツバーグを訪れ、10日間で7000キロメートル移動。その足跡となる場所の風景、建物、人物を撮影した写真を多数展示し、話題のTWAホテルのオリジナルグッズなどのスーベニアを販売した。
トークイベントは初の試み。これまでは社員に自社の原点を伝える意味合いが強かったが、より幅広く顧客や取引先などに米国での体験を知ってもらうのが目的。今回のデイトリッパーを鹿島研社長は「会社が成長する最中、米国という偉大な国の成り立ち、進化の起こった場所に立って、その風を感じたかった。スーベニアショップで1店独占販売できるようなところも発見。自分が見たものを少しずつ今後の引き出しに入れている」とした。また、「ロサンゼルスでテスラに乗ったところ、自動運転車だった。アメリカは進化が速い」とグローバルな変化への対応も触れた。