デイトナ・インターナショナルが、地域課題の解決に一役買っている。アパレル販売で培った企画発信力を発揮し、長野県の委託を受けた21年度のジビエ消費拡大事業が成果を出したことが分かった。自社メディアを使った発信も実り、ファッション以外でも社会の期待に添える手応えをつかんだ。
(山村麻衣子)
主力セレクト業態「フリークスストア」の全国約50店の出店地域で、自治体や企業、アーティストらと課題解決に取り組んでおり、今回の事業もその一環だ。同社は茨城県古河市の創業で地方にルーツを持ち、店舗が企画した催しを年間約200件開くなど地域コミュニティー形成に向き合ってきた。
21年度の事業の企画「ジビエフリーク」は、フリークスストア長野店を中心に行った。99年開店で、路面店では古河市の店舗の次に長い。県内での認知度が高く、地域課題に対する活動も知られていたことがきっかけになった。
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