デイトナ・インターナショナルの期間限定インスタレーション「例のプール」が集客・販売ともに順調に滑り出した。フリークスストア渋谷店併設のオープンステュディオで18日に開催、プリントスウェット、長袖Tシャツ、トートバッグ、サコッシュはほぼ完売した。サブカルチャーとファッションをうまく融合した事例になりそうだ。
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例のプールはグラビアやビデオ撮影に使われ、ひそかに男性に知られるコンテンツ。それをファッションアイテムへ落とし込む狙いで企画したのが、ディレクターの落合輝さんだ。プリントのグラフィックデザインも担当した。全体の演出は写真家でアーティストの米原康正さんと協業し、モーガン茉愛羅さんをモデルにプールで撮影した。ポップでクリーン、アートタッチに加工し、ユニセックスで受け入れられるイメージに仕上げたのがポイントだ。
インスタレーションとともに直営ECでも販売、用意していた商品は一気に売り切れた。18日夕方からのオープンステュディオ会場も大いににぎわい、約3時間で200点を販売した。
ファッション業界では、話題作りや集客ネタとしてサブカルチャーが注目されており、「アンダーグラウンドな題材をポップに仕上げて、男女ともに受け入れられたのが大きい」と落合さんは話す。インスタレーションは2月3日まで。