クリエーター系バッグ16年春夏

2015/11/27 07:12 更新


 16年春夏のクリエーター系バッグブランドの新作は、砂漠の乾いた空気感を思わせる色や質感、モチーフが増えている。サンドベージュやライトグレー、マスタードに加え、カーキをはじめとするグリーン系を差すブランドも多い。フリンジやタッセル、エキゾチックな刺繍で気分を出しながらも、全体感としてはクリーンにまとめるのがポイントだ。リネンやフェイクスエードといった非レザーの素材が増え、継続人気の巾着をはじめ、フォルムにも肩の力の抜けたラフさがある。(中村維)

 「ミュザー」は、新作でアバカ製のかごバッグ(1万8000円)を出す。モロッコのタイルの柄をイメージしたモチーフをフロントに飾った。パイナップル柄のバッグもある。いずれもモノトーンで色調を抑え、街でのスタイルになじむデザインに仕上げている。レザーバッグ(3万9000円)では、縦長フォルムのトートが新鮮だ。ブランドのイチ押しはカーキ。

 「ポティオール」は、綾織りの光沢のあるリネンでハンドバッグ(左2万9000円、右3万5000円)を作った。端をほぐしたフリンジをティアード状に配して、ざっくりとした雰囲気を作る。パイソン風の型押しレザーを組み合わせ、きちんと感もプラスする。レザーのラインアップも、オフホワイトやベージュ、スモーキーパステルといったカラートーンでまとめている。

ミュザーポティオール

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