クレージュ、ディレクターに仏デュオ

2015/05/08 05:09 更新


 【パリ=松井孝予通信員】仏メゾン「クレージュ」のレディスプレタポルテの新しいディレクターに、仏「コペルニ・ファム」の仏人デュオデザイナー、セバスチャン・メイヤー(26)とアルノー・ヴァイアン(25)が任命された。10月に開催されるパリファッションウィーク16年春夏で、二人による初コレクションが発表される。

 コペルニ・ファムは昨年、仏国立モード芸術開発協会(アンダム)が主催するファンションアワードのファーストコレクション賞を受賞。またLVMHプライズの今年のフィナリストに選ばれたが、この任命により、最終結果を待たずに同賞コンペティションを辞退する。

 同メゾンは61年、現在92才のアンドレ・クレージュ氏が妻のコクリーヌさんと共に創設。同氏は94年にデザイナーを引退し、11年に同メゾンを、ジャック・バンジェール氏とフレデリック・トルロタン氏に売却。この両者が共同経営者となり、メゾン若返りの戦略を進めている。

 今回の任命について、トルロタン氏は、「二人の若さと才能は、これからのクレージュに欠かせない。新時代の幕開けとなる」とコメントした。デュオは、「クレージュ夫妻が成し遂げた仕事の中に、我々を特に感動させる基本がある。それは、若さ」と強調した。



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