世界の綿花市場でブラジルが存在感を高めている。綿花商によると「昨年はブラジルが大豊作」。生産量を伸ばした上、安値だったことで輸出が膨らみ「世界市場を席巻した」という。市場関係者の間では、「ブラジル綿が、世界で最も輸出量の多い米綿に取って代わる」との見方もある。
(小堀真嗣)
史上最高の見通し
米農務省のレポート(23年12月)によると、23~24綿花年度(23年8月~24年7月)にブラジル綿の生産量は1460万俵(1俵=480ポンド=約218キログラム、前年度1170万俵)で史上最高を記録する模様。このうち輸出量は前年度の670万俵から1150万俵へ大きく伸ばす見通しだ。
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