コンバース、“定番”80周年で販促

2015/07/16 13:46 更新


 コンバースフットウェアは、「コンバース」ブランドを代表する定番シューズ「ジャックパーセル」の誕生80周年に合わせて販促キャンペーンに取り組むほか、17日には国内初のシューズ限定の直営店を開設する。コンバースの発信を強め、ブランドの世界を広く消費者に伝えていく。

 80周年を記念したビジュアル製作では、コスチュームアーティスト・ひびのこづえさんを起用し、ジャックパーセルの新作をイメージした奇抜なウエアを作った。シューズに使う生地を用いたセレモニーウエアで、今秋冬の広告ビジュアルに活用する。これに先立ち、春夏物では80人の若手画家によるデッサン企画も実施。定番品のプロダクトの美しさを訴求した。

 ジャックパーセルは、つま先やかかとのデザインから、〝スマイル〟や〝青ヒゲ〟の愛称で知られる定番カテゴリー。「チャックテイラー」に次ぐ主力の一つで、ジャックパーセルの売り上げはこの間、前年の倍の伸びを続けている。同カテゴリーは男性向けのイメージが強かったが、近年は性別に関係なく訴求するプロモーションを進め、女性の購買層が増加。特にシンプルな白のキャンバススニーカーは購買層の7割が女性客と見られ、ジャックパーセルのクリーンさやスマイルデザインの愛らしさが女性に受けている。

 17日に開設する直営店「ホワイトアトリエ・バイ・コンバース」は、1階と地下1階の2層計110平方㍍にシューズの全ライン・200SKU(在庫最小管理単位)を揃える国内最大のコンバースショップとなる。

 体験型店舗をうたい、地下の工房では、白の「オールスター」をベースに、アッパーに好きな文字や柄をプリントしたり、ビンテージライクなオリジナルのシューレースや「ブルックリンチャーム」のアクセサリーパーツを取り付けられるサービスを提供。利用者には、その日のうちに渡す。ワークショップなども頻繁に開催し、ブランドと客のコミュニケーションの場として機能させる。



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