北海道・旭川を拠点に家具の製造販売を行っているカンディハウスは10月28日~12月6日、カンディハウス横浜ギャラリーで、「ミントデザインズ」のクリエイションを生活空間に取り入れる「ミントデザインズ・ミーツ・ファニチャー」を開催している。
6月に20周年を振り返る展覧会を東京都内で開いたミントデザインズだが、デザイナーの勝井北斗と八木奈央がこれまでに作り上げてきたグラフィックデザインをより日常に引き付けて見せるイベントだ。カンディハウスの木製家具を使ってしつらえた、落ち着いた雰囲気のリビングルームやベッドルームに、鮮やかな配色のテキスタイルを差し込むことで、生き生きとした気持ちを誘う。入り口のダイニングルームでは、過去のコレクションでインテリア用途からドレスに発展させたレースをテーブルクロスにしており、ソファには、幾何柄の織物を使ったブランケットがさりげなく掛かる。プリントの原画やテキスタイルをタペストリーとして飾った空間もある。カンディハウスのスツールに合わせたサークル型のプリントクッションを限定商品(税込み1万9800円)として作り、小物雑貨の製品とともに販売している。
カンディハウスでは「生活を豊かにするデザインを大事にして、家具だけでなく、アート要素を取り入れ、トータルで見せる空間作りに力を入れている」と藤田哲也カンディハウス横浜店店長は話す。「私たち自身、ファッションデザインを生かして長く使えるプロダクトとして取り組んできたので、お互いに共感がある。来店客の多くは、私たちを知らないし、住空間のなかで広がりが持てそう」と八木。