ニューン（東京、中川綾太郎代表）が運営する、身長155センチ以下の小柄な女性向けレディスECブランド「コヒナ」が成長している。18年1月に立ち上げて以来、ECと期間限定店を中心に販売してきた。月商は19年3月に5000万円を突破、その後も拡大を続けて現在は1億円。コロナ下もSNSを起点に新規客を獲得し、売上高を伸ばした。5月14日には、東京・表参道に試着専用の期間限定店を初めて開いた。
（友森克樹）
94年生まれ、身長148センチの田中絢子さんがブランドの代表兼ディレクター。自身の悩みや経験から、同ブランドを共同創業した。顧客層は20代後半～30代前半が中心だが、ベーシックなデザインが多いため、さらに上の世代まで幅は広い。価格帯は、ワンピース1万2000円、トップ8000円、ボトム1万円前後。豊富なサイズ展開の「コヒナデニム」のパンツ1万1550～1万2650円は特に人気があるという。
一くくりに小柄な女性と言っても、140センチと155センチでは大きく異なる。そのためデニムパンツは1型につき、XXSからMまで、レギュラーとショートの計8サイズある。トップも着丈の種類を充実させ、「どんな体形の方にも着ていただけるように意識している」（田中さん）。
