「クレメンス」 本質を追求したストリートスニーカー

2019/12/19 10:59 更新


 ストリートカルチャーの流れをくんだスニーカー「クレメンス」が今冬、デビューした。英国時間の20日0時(日本時間9時)にECショップをオープンする。

 スポーツブランドのシューズ部門でデザイン・設計の経験を積んだ2人が立ち上げた。現在は独立し、英国と日本で企画やブランディングなどに携わる。その傍らで、歴代のスニーカーの名作を愛用してきたこだわりや機能を詰め込み、今のストリートスタイルに合わせやすい形へと進化させている。

 第1弾は、アウトドア要素やランニングシューズのディテールをミックスしたハイカットタイプ。ソールの設計から取り組み、EVA(エチレン酢酸ビニル)のミッドソールに、3配色でグラフィカルにかたどったラバーのアウトソールを融合した独自の構造で、軽くて安定感のある履き心地だ。合皮を使ったトウに、昔のスニーカーを思わせる風合いのナイロンを採用したバンプを切り替えるなど、「履き込んでくたっとしてくる経年変化を楽しんでもらいたい。長く愛用できる」1足に仕上げた。

 白×グリーン、白×トリコロール、ブルーグリーン×パープルの3色、税込み190ポンド。サイズはUK規格で4~11。初回は合計1000足をクレメンスで販売するほか、不定期に期間限定店を開く。また、英国と日本の一部のセレクトショップへ卸売りを予定する。

立ち上げに伴い東京・代官山で期間限定店を開いた
異素材を組み合わせた経年変化を楽しめる1足に


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