【関連記事】【軌跡】日本の暮らし、美意識を提案 クラスカギャラリー&ショップドー㊤ デザインホテルに新しい価値
クラスカギャラリー&ショップドー(クラスカ)は渋谷パルコへの出店で、より多くの人の目に触れるきっかけができ、目黒店を知らずに店に興味を持つ人が増えた。
他の商業施設からも多くの出店依頼を受けるようになった。ただ、ほとんどの客が目的意識を持って来店していた目黒店とは異なり、商業施設という環境では不特定多数の人を相手にするため、継続的な集客を促す工夫が必要であることを切実に感じるようになった。
自分たちが本当にいいと思える商材を丁寧に選ぶことは、一方で商品が定番化し、店頭の印象が変わらない状況を作ってしまうことでもあった。商業施設の中の店だと、その印象がより顕著になる。そこで店の鮮度を維持するための施策として、毎月のように企画展を開催した。仕入れ商材だけでの商売は原価率が高くなり、それが事業展開上の大きな課題でもあった。そういった事情もありオリジナル商材の開発に着手するようになった。
出店で認知度アップ
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