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19年指標も上回るが
国家統計局が発表する社会消費小売額のうち、衣類の1~6月をまとめたのが別表。23年はコロナ禍前の19年も上回った。背景には「コロナ3年からの反動」「外出増による需要増」「服のEC購買率上昇」「2、3線都市での活発購買」「展示会・即売会の復活」があると考えられる。上位メーカーなどは売上高が前年同期比2ケタ増、利益も好転したようだが、上海では景気の足踏みの方が色濃いように思える。いくつかの日本と中国ブランドに状況を聞いても「21年比で約10%減」が基調で、ある生地販売業者は「オーダーが渋いところも多い」と話す。
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