「チャンピオン」 eスポーツウェアの販売開始

2019/02/22 06:26 更新


 ヘインズブランズジャパンはスポーツ・カジュアルウェアブランド「チャンピオン」で、e(エレクトロニック)スポーツ用ウェアを28日から販売する。

 昨年オフィシャルウェアパートナー契約を締結したプロeスポーツチーム「チームグラフト」の所属選手の知見と、長年培ってきたスポーツウェアブランドとしてのノウハウを融合し、企画・開発した。

 細部の仕様にこだわった半袖Tシャツの〝ゲーミングジャージー〟(選手モデル1万3800円、一般モデル7900円)やショーツ(同)、パーカ(1万3000円、1万1000円)などを揃える。

 東京・渋谷のアジア最大の直営旗艦店「チャンピオン・ブランドハウス・シブヤトウキョウ」や自社オンラインストアのほか、札幌、東京、名古屋、大阪の家電量販店・パソコンショップ4店で販売する。19~20年秋冬から販路を拡大する計画。

 商品は、選手が競技する際や大会などの長距離移動時の着心地に配慮した。例えば、ポリエステル100%のショーツは、太ももにコントローラーを置いてプレーすることを想定し、太もも部分にシリコンプリントのブランドロゴをあしらい、滑り止めの役割を担う。

 これは、車椅子バスケットボール日本代表のユニフォームでお尻が滑らないように採用したプリント技術を応用した。大会中は冷房の利いた乾燥した部屋で機械を扱うことが多いことから、全てのウェアに静電気を軽減する効果のある縫製糸を採用した。ストレッチ性や吸汗・速乾、抗菌・防臭機能も備える。

太もも部分にシリコンプリントを施したショーツは、コントローラーの滑り止めの役割を果たす

 このほか、トップ5型、ボトム5型、キャップ1型が揃う。これらは19~20年秋冬も継続して販売する予定。

 同社はeスポーツ市場の拡大に期待して参入した。「これから業界と一緒に市場を作って行けたら良いと思っている。今はまだチャレンジ段階」(竹内大介マーケティングサービス部マネジャー)とする。

「チャンピオン」のeスポーツウェア。パーカのフードはゲームに集中できるようにカッティングを工夫している
スポンサーのロゴなどが入った選手モデルを着用する「チームグラフト」所属のエムオーブイさん(右)とギルティさん


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