新静岡セノバ(静岡市、静鉄プロパティマネジメント運営)は、人手不足への対応や販売員が安心して働ける環境を整備して、持続可能なSCの営業形態を目指す取り組みとして、21年5月に「ささえあう働く時間プロジェクト」をスタートして2年が経過した。営業時間を店舗の裁量で決められるフレックスタイム制度や店舗独自の休業日設定、一部店舗での営業時間の短縮など、SC業界でも話題を呼んだ施策の「手探りしながらの挑戦」を続けてきた。
(小川敬)
業種によって多少異なるが、テナントの中には積極的に各施策に取り組み「スタッフの働くモチベーションが高まって効率的・効果的な働き方が深まり、時短や休業しても月の売上高を下げる要因にはなっていない」というところも出てきて、おおむね好評だ。制度を活用する店舗もわずかだが増えている。
新静岡セノバは、業種や各店舗の状況に応じてフレキシブルに対応しながら、「セノバ保育園」の運営などとの連携を図り、「働きやすく、一人ひとりが力を発揮できる職場環境を整えていきたい」と引き続き前向きに進めていく構えだ。
衣料品店の導入多く
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!