体格の良い人向け「カロリイ」 市場の隙間突き好評

2020/07/16 06:28 更新


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 いいね(東京、小林稜代表)が、体格の良い〝ビガー〟向けDtoC(メーカー直販)型メンズウェアブランド「カロリイ」を立ち上げた。インスタグラムを活用してスニーカーやメンズファッションを切り口にキュレーションメディアを運営する同社だが、「サイズだけでなく感性面でも満足できる服が市場になく、困っている体格の良い人が多かった」(小林代表兼ブランドディレクター)ことが背景にある。6月中旬からの展示・受注会では約2週間で当初予想の4.5倍の販売予約を受け付け、好調に滑り出した。

 同ブランドは身長178センチでバスト・ウエストとも120センチの小林代表自身が経験してきた日頃の悩みや気づきから、ビガーにとって必要な機能性やディテールを落とし込んだ服。例えば、肩や胸板が厚いこと、ふくらはぎが大きく張っていることで今までの既製品だとストレスに感じていた点は多い。それらの解消を追求したパターン設計にしたり、腕を上げた時にシャツなどの裾から腹が見えにくいように脇下にマチを取って、腕の可動域を広げたりと工夫した。パンツは腹の下ではく前提で、前股上は一般的な長さでも、尻の生地をたっぷり取り安心感のあるはき心地を実現したりした。

 股ずれや汗じみ、首元のよれ、洗濯での色あせなどの悩みを解消するため、速乾性や伸縮性、耐久性に優れ、シワになりにくくイージーケア性の高いポリエステルのポンチを素材に使った。

 サイズは欧米のXLの着丈・袖丈を短くしたイメージ。全アイテムをセットアップで着こなせるよう、全て同素材で作った。デビューコレクションはベーシックな6型。Tシャツ1万6000円、シャツ2万8000円、パンツ3万円など。

 アポイント制の展示・受注会での受注は7月上旬でいったん締め切り、それ以降は試着できる受注会を不定期に開催する予定だ。

 販売は9月中旬から自社ECだけとなるが、小林代表は「服に込めた熱量を届けるには自分自身が対面で伝えた方が心に刺さる」とアナログな接点作りにも力を入れる。「今後はアパレルメーカーとのビッグサイズ別注などの取り組みもしたい」考えで、ニッチでパーソナルな市場に挑む。

「カロリイ」を着用する小林代表

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