神奈川県を中心に自動車販売業を手掛けるウエインズトヨタ神奈川が、キャンプ場や温浴施設、アウトドアショップなどを集積した複合施設の運営に乗り出した。異業種であるカーディーラーがキャンプ場運営に乗り出すほど、アウトドアが一般に浸透したことを象徴するトピックだ。
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11月18日に、神奈川県海老名市の海老名IC横に複合施設「ウエインズパーク海老名」を開設した。サッカーやラグビー場の2.5倍に相当する約1万7400平方メートルの広大な敷地に、新車・中古車の販売、整備を提供する施設を設けたほか、アウトドアショップの「オレンジ」や、キャンピングカー販売の「トイファクトリー」、フィッシングギアの「相模屋」、カフェ、ドッグラン、3×3バスケのコートなども導入した。年間来場者は約12万人を見込む。
驚くのは、実際のアウトドアアクティビティーを体験できることだ。施設内にはキャンプサイトとして、3棟のコテージと、自動車を横付けしてできる5区画のRVパーク、約10区画分のフリーサイトを整備。飲み放題付きのバーベキュー施設を備えたほか、サウナ付きの温浴施設(一般利用も可)も設けた。オレンジの人気アウトドアスパイスの名を冠した日本初となるレストラン「焼肉ほりにし」も企画・運営している。

同社は、前身の横浜トヨペット時代から、アウトドアと結び付けたカーライフの提案に力を入れてきた。20年11月に「ユーベース湘南」(藤沢市)を開いたのを皮切りに、西湘(21年6月、小田原市)や相模(22年8月、相模原市)、プレミアム平塚(23年4月、平塚市)を開設。ウエインズパーク海老名には、5店目のユーベースを出した。
