キャンプ用品市場がますます活況だ。19年は前年に比べ7.1%成長の推定753億円となり、これまでのピークとなる96年実績に迫った。購買意欲の高い新規参入者の増加やソロキャンプ人気、秋冬キャンプの需要拡大などが要因だ。用品市場の盛り上がりに連動し、キャンプ用ウェアも市民権を得て、ファッション業界にとっても無視できない市場になりつつある。
(杉江潤平)
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単価が上昇
日本オートキャンプ協会(JAC)によると、19年のキャンプ用品市場は09年以降、11年連続で伸びた。市場拡大の要因としては①オートキャンプ参加人口の増加②ソロキャンプなどニーズの多様化に伴い、幅広い製品が売れたこと③キャンプ実施時期の通年化――などが挙げられる。