新型コロナウイルス禍で脚光を浴びたキャンプだが、この1~2年は特需が落ち着き、流通在庫の調整局面にあった。その解消が進みつつある25年は、既存キャンパーを中心に需要の回復が期待されている。実施時期の変化などキャンパーの行動変化にうまく対応すれば、今後、コロナ前に見られた成長曲線に再び戻る可能性がある。
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キャンプ・アウトドアメーカー各社によると、24年度は減収となったが、減収幅は23年度に比べ縮小したところが多い。概ねテントやたき火台など高額品の動きは鈍いものの、「着火剤や木炭など消耗品の販売は前年実績を超えて」(キャプテンスタッグ)おり、キャンプやバーベキューなどの活動自体は停滞していないことがうかがえる。