4月の専門店・百貨店 ファッション、過去最大の落ち込み 5月も自粛継続で減少幅拡大も

2020/05/11 06:29 更新有料会員限定


 専門店、百貨店の4月ファッション小売り商況(速報値、既存店売上高)は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う臨時休業や時短営業の影響で、単月として過去最大の減少幅となった。7日の緊急事態宣言以降、段階的に休業店舗が広がり、短縮・部分営業した店舗も客数は大幅に減少した。ECは伸びたが、実店舗の減少を補うまでに至らなかった。5月は緊急事態宣言の延長で多くの地域で行動制限が継続することで、減少幅が広がる見通しだ。

【関連記事】3月のファッション小売り商況 新型コロナで2~4割減

■休業、時短が拡大

 ユニクロの国内売上高(EC含む)は前年同期比56.5%減だった。713店のうち最大で311店が休業となり、時短営業も299まで増えたことが要因だ。単月として過去最大の落ち込み。外出自粛の影響で客数は60.6%減だった。自社ECは伸びたが、実店舗の落ち込みをカバーできなかった。5月は7日時点で休業261店、時短営業349店となっている。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード新型コロナウイルス情報電子版購読者限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事