文化服装学院 今春も入学希望者が増加 高校生と既卒者の出願増える

2021/01/08 06:28 更新会員限定


 文化服装学院は、21年度の入学を希望する出願者が前年同期より増え、20年度に続いて3月を待たずに1730人の定員に達する見込みだ。コロナ下で留学生の出願が大幅に減り、対面の学校説明会や新入生勧誘イベントも例年のように開けない中、高校生中心に日本人の出願者が増加。21年3月の卒業見込み者を含む既卒者の出願も、大幅に増えているのが特徴だ。

(河邑陽子)

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推薦が増加

 12月までの出願状況を見ると、学校長推薦、自己推薦とも過去最高だった前年より増加。一般入学の第1次受付分と合わせ、高校生中心に日本人の出願が5%増えた。半面で留学生は入国できず、コロナ前から日本語学校で学んでいた外国人にほぼ限定され、約36%減少。しかし前年度は出願者の22%を占めた留学生の減少分を日本人が補い、前年を約20人上回るなど好調だ。「前年も学校長推薦と自己推薦が増え、一般入学の枠が狭くなって倍率が上がったため、どうしても入りたい人は推薦枠での受験を高校に勧めた結果、早期の出願が増えたのでは」と同校。

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