文化服装学院は20年春卒業予定の学生を対象に、第1回就職ガイダンスを開いた。3月の企業の就職活動解禁に向けて同校は、学生の就職意識を高める狙いで例年、この時期から就職指導を開始。
今回はファッション企業2社の人事担当者も招き、パネルディスカッション形式で両社の採用状況や新人の仕事の内容などを紹介。採用担当者の具体的な話に興味深く耳を傾け、熱心にメモを取る学生が目立った。
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同校はクラスが多いため就職ガイダンスを3回に分けて行っており、初回は服装科の1年生、約300人を対象に実施した。キャリア支援室の吉野真文室長は「売り手市場で学生が就職しやすい状況が続いているが、技術職は年々、採用が減少している。
企業から学校に来る求人も、今年は前年よりやや減少気味。大学生の採用が多い総合職や営業職志望者は、大学生と同じ時期から就活を始める必要があり、早い時期から準備を進めて就活に挑んでほしい」と話した。
13日と20日にも別の学科の学生に、同じ内容のガイダンスを実施。12月には第2弾として、内定の決まった先輩からのアドバイスを行うなど、継続的に学生に働きかける計画だ。
