文化服装学院は、ファッションコンテスト2024の最終審査会と表彰式を実施した。同コンテストは、同校と文化ファッション大学院大学、通信教育受講生、連鎖校の在学生を対象とし、次世代を担う優秀なデザイナーなどの発掘を目的に開催している。
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デザイン部門では1540枚のデザイン画の応募があった。1次選考を通った20人が作品を制作し、最終審査会に臨んだ。デザイン大賞を獲得したのは同校アパレルデザイン科3年のクック・ウィリアム・レイモンド・ケアレさん。大賞作品は日本の伝統工芸の竹細工の器から発想。体の輪郭に沿って皮革を手で縫い合わせ、漆のように塗り上げ、柔軟性と硬さを保つ工芸的な服を制作した。
課題デザイン画を基にバックスタイルは各自で想像し、シーチング作品を制作する技術部門トワリストの大賞は、同校服飾専攻科技術専攻の河野葉介さんが受賞。服飾工芸部門では、ジュエリーデザイン科1年のショウ・ニジさんが大賞に選ばれた。