「ティーチ」は、ボールド(東京、川名麻耶代表)が運営するレディスアパレルブランド。キューカンパニーがファッション性と機能性を併せ持つ日常着として立ち上げた後、ブランドコンサルティングを担当していたボールドが22年に事業を譲り受け、リブランディングした。
最新のコレクションは、残暑の長さを考えて25~26年冬春として発表。渋谷スクランブルスクエアのイベントスペースで展示会兼期間限定店を10月20日まで開催した。シーズンテーマは「リターントゥオフィス&コンパッション」。30代の働く女性のライフスタイルを想定し、都市生活における痛みをファッションで解消するウェアを出した。
代表アイテムは、サテンのテーラードジャケット(税込み5万3900円)やジャンプスーツ(6万9300円)、マフラーパーツの付いたウールシャギーコート(6万9300円)など。全てのボトムとジャンプスーツに、ウェアラブルヒーターを内蔵したタイツがつくのがユニークだ。寒暖に合わせて着脱できる。ホールガーメントのニットトップ(3万9600円)は、フリルパーツを胸元や裾など好きな位置に飾れる。ショルダーベルト付きで、肩掛けや持ち運びがしやすいテーラードジャケットなど、主張しすぎない形で機能を加えたアイテムが揃う。また、期間限定店の会場ではAI(人工知能)ファッションデザイナーのキノムラミホ氏と協業したアイテムも展示して見せた。


現在、ティーチは自社ECと「エルショップ」で販売しているが、今後、キャリア女性からの支持の高い高感度なセレクトショップや都市型百貨店などへの卸販売等を広げたいとしている。
