グンゼがメンズインナー「ボディワイルド」で、18年7月から販売している腰ゴムのない新商品「エアーズ」が売れている。締め付けのない解放感が大きな特徴で、18年度(19年3月期)の販売枚数見込みは計画比80%増の30万枚となっている。19年度はデザイン性や機能性をさらに高め、120万枚の販売を目指す。
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エアーズはボディワイルドの20周年に合わせ、ブリーフ、トランクス、ボクサーブリーフに続く新カテゴリー(エアーズボクサー)として打ち出したもの。ウエストゴムはないが、素材開発技術などを生かし、生地全体の力で安定したフィット感を実現している。ウエストと裾は、同社独自の「カットオフ」技術による切りっ放しで、軽く動きを妨げない仕上がりになっている。無地やプリントのレギュラー丈とショート丈があり、価格は1500円。
19年は、新作としてメッシュタイプやロング丈、ウエスト部分にロゴなどのデザインを盛り込んだものを加えるとともに、無地と同じくらい売れているプリント柄も充実する。1月中旬からは販促面でも新たな広告宣伝をスタートし、アピールを強める。ボディワイルドのボクサーブリーフは現在、年間500万枚を販売。今後はエアーズの販売枚数も伸ばし、新カテゴリーの育成に注力する。