毛織物産地の尾州地域でDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進するコミュニティー「ひつじDX」が発足した。参加する尾州の繊維企業は、デジタルにノウハウを持つ協力企業と共にDXを通じた生産性向上を目指す。
(小坂麻里子)
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代表は三星毛糸で、愛知県一宮市の国島、中伝毛織、伴染工、宮田毛織工業、岐阜県羽島市の長谷虎紡績、渡六毛織が参加する。ソトーと艶清興業はオブザーバーとなる。最終的には産地内外へ事例を共有し、繊維産業に携わるすべての人が共に学び合える「共育基盤」の構築で継続的な発展を狙う。