23~24年秋冬に向けたウール生地の販売が変調している。3年続いたコロナ下の行動制限が緩和し、ウール生地を生産する尾州産地では22~23年秋冬向けから受注が好転していた。この流れが継続すると見られたが、受注は小口になるなど慎重な姿勢が目立つ。
(浅岡達夫)
来秋冬向けの生産状況を示す尾州産地の23年1~6月の整理加工高は、婦人紡毛織物が前年同期比で14.8%減少した。コート向けの代表である紡毛生地の意外な苦戦に産地関係者は首をかしげる。
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