《トップに聞く》アトレ社長 高橋弘行氏 改装、販促などで攻勢 鉄道事業の経験を生かす

2023/09/12 12:00 更新有料会員限定


高橋弘行氏

 JR東日本常務執行役員鉄道事業本部副本部長を経て、6月に社長に就任した。市況の回復を背景に、改装や販促を積極化し、今期(24年3月期)売上高を「コロナ禍前水準に戻す」計画だ。「鉄道事業での経験とSC事業をミックスし、新しいアトレを作りたい」と意気込む。

(有井学)

 90年にJR東日本に入社し、鉄道事業を長く担当してきました。SC事業は初めてです。ただし、初めてだからこそ、新しい視点で業界や会社を見ることができると考えています。

 当社の前身である東京圏駅ビル開発ができたのも、私がJRに入社した年と同じ90年。社長就任に縁を感じています。当社も約30年間で順調に事業を広げ、18年度に営業収益が過去最高となりました。しかし、コロナ禍で20年度に赤字となるなど業績は悪化しました。そのような中で、人材も育っています。今後は人材も生かし、違ったアプローチの仕方で「新しいSCのありよう」を追求していきたいと考えています。

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